DreamCastで遊ぼう!

このページの内容は古く、今見返すに赤面ものの珍妙な記述や勘違い等も含ま れています。かといって削除も勿体ないような気がするし、さりとて内容の 改訂の意欲も湧いて来ない…ということで放置状態になっているものです。

以上のことを踏まえた上で御覧下さい。(2003.10.26)

遂に21世紀を迎えたこの2001年。SEGAはコンシューマゲームハードからの撤退 を決定した。いつかは、そう思わないでもなかったが…。 それに初代ベンチャーの雄たる大川功氏の逝去が追い打ちをかける。

一つの時代の終り。

果してSEGAはどうなるのだろう。このまま凋落を続け、いつしか日本の、いや 世界のゲーム史の重要な一頁は、ハイエナどもに喰い散らかされ、荒野に横たわ る僅かな骨の欠片になってしまうのだろうか。それとも、重荷から解放され、天 を目指して再び力強く羽ばたくのか。

それはどーでもいい。私はSEGAマニア・信者等々ではなく、一消費者にとって の一企業に対する感情以上のものをSEGAに対して持ったことはないし、これか らもないだろうから。しかし、今ここに…SEGA崩壊の危機から生まれた恐らく唯一 の(見方によっては?)良い事がある。

"定価"1万円を割ったこの機械…DreamCastである。

「何を今更…」そう言う前に考えてみよう。スペックは、

である。Pentium/Athlon over 1GHzに比べれば遥かに非力なのは言うまでもな く、なんたらエンジンとかいうMIPSにも考えるまでもなく負けているだろう。 今時16Mのメモリは小さいかもしれない。モデムは低速だ。

おやおや、なんかネガティブになってしまった。だがしかし!「コストパフォー マンス」を考えるのだ。非常な割安と考えられないか?「トランジスタ技術」 の2001年6月号で頒布している、SH2の評価用ボードと比較してみれば一目瞭 然!これだけメモリが入って、電源も付いて、いろんなインタフェースがつい てて、その上ゲームまで出来るなんて!!!!

今こそ、今こそDreamCastで遊ぶ時が来た!


まずは情報収集。以下のサイトは必見だ。

http://mc.pp.se/dc/
Marcus Comstedt氏によるDreamCast Programingのページ。ここに全てが あると言っても過言ではない。
http://www.hitachi.co.jp/
SH4関連の情報は間違い無くここが最強最大だろう。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/2004/
DreamCast用シリアルケーブル、CD-R焼きやプログラム実行に関して、日 本語でまとまった形で資料になっているページと言えばここだろう。作者の BERO氏は「ゲームラボ」誌に記事を載せていたようだ。Rippingに力が入って いて、GD-ROMからの"吸い出し"ツールを公開している。
http://gandalf.doshisha.ac.jp/~kum/works/
kumon氏による。改造やMAPLEホストエミュレータに注目。
http://www.netbsd.org/
いつかはNetBSD。しかし、HDDが無いDreamCastでこいつを愉しむには、 Broad Band Adaptorが必須だろう。
よっしゃ!一通りは頭に叩き込んだ。MIL CD可能な奴で良かった!!


次は実践あるのみ。

まずはなによりGCC!

GNU開発環境をFreeBSD上に構築する。すごいぜFSF!こんなに素晴らしいもの が、Internetに接続してさえいれば、何時でも何処でも手に入るなんててて!

しかも楽々install。

繋ぐぜPCに!

繋がなければ話にならないのだ。光るニッパ、燃える半田鏝。本体には手を入 れないから安心さ!(←何が?)

しかし、実質コネクタしか使わないのに…この価格はどうにかならないのか…。

灼くぞCD-R!

ケーブルで繋いだだけではどうする事も出来ない。作ったプログラムをロード して実行しなければならない。Marcus氏のserial-slaveがこいつを可能にして くれる。WEBからgetしてburn CD!

もちろんWindowsの世話になんかならないぜ!


By 新井幹男 (あらいみきお) ,2001