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繋ぐぜPCに! | ![]() |
折角Cの開発環境が出来たのだから、一刻も早くDreamCastに何かのプログラム を走らせてみたい!待て待て、落ち着くのだ私。ここは慎重に行かないと。な にしろ、この「ケーブルの作成」は多分唯一「DreamCast(又はPC)を破壊する」 可能性のある作業なのだ。
(=あぶないです。よいこはまねしてはいけません。)
(=いまはやりの『自己責任・じこせきに
ん』です。ことばのいみがわからなかったら、じしょをひいてね。)
とにかく現物を見なければ話にならない。私は秋葉のゲーム屋を探してみた。 なかなかNGP-DreamCast通信ケーブルはない。そもそも小さい所ではNGP自体を 置いていないのだからしょうがないのかもしれないが。
やっと見つけたのがメッセサンオー。税込み2,800円也。
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NEOGEO pocket/DreamCast接続ケーブル |
コネクタの次はレベルコンバータだ。DreamCastのシリアル端子はRS232Cの± 12Vではなく、3.3-0ということなので、何らかの外付け回路が必要となる。 あまり3.3V<->RS232Cのコンバータは一般的でないので、ポピュラーな 5V<->RS232Cレベルのコンバータを使う例もWEBでは見られる。その一種である ANALOG DEVICESのADM232AANとコンデンサ、ICソケットのセットを以前に秋月 で買ったものが手元にある。250円だった。
ADM232AAN
後はRS232Cのケーブル又はコネクタに接続するD-SUB 9(or 25)pinコネクタ。 カバー込み150円位かな。
これで主な部品は揃った。後は現物を調べつつ。
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木製ドライバ風 |
これをDC側の短辺の填め合わせにグイグイと突っ込む。一膳から4本の治具が 出来ているので、ケーブルの両側に一本づつ差し込む。するとすき間が空くの で、更に3、4本目を角から徐々に挿し入れて押し開ける。
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箱の中の基板(表) | 箱の中の基板(裏) |
開いた。基板をつらつらと眺める。
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NGP-DC通信ケーブル 多分こんな回路 |
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気持ちの保護回路 |
どうやら、というか当たり前だが、バッファがTXD/RXD/RTS/CTSの分あるとい うことのようだ。回路図に描くとこんな感じ?
まぁ、大体わかったつもりになる。
NGP側への出力は詳細不明のダイオードD1と4.7kで3.3Vにプルアップされている ようだ。Diはover 3.3Vに接続された場合を想定しての保護だろうか。こいつ をレベルコンバータのTTL/CMOS入力にたたき込む訳だが、ADM232AANの TTL/CMOS入力は400kΩで5Vにプルアップされている。D1もあるし、多分そのま ま入力で大丈夫だろう。
では、NGP側からの入力には?3.3Vロジックには一般に5V入力耐性があるとは 限らない筈だが…。BERO氏のケーブルではそのまま叩き込んでいる。 おそらくU2は耐性があるのだろう。だけど、なんとなく心配だ。最悪でもU2が 飛ぶ位で済むか…ツェナDiと抵抗で一応保護しようか…いいや。半田付け箇所 が増えるし、チップ&表面実装に走らないなら、高さがとれないゆえに横置き の実装しか出来ない訳で、従って基板面積が大きくなってしまう。
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結局は同じコンバータ回路図 (赤△ は保護しようかと思ったポイント) |
基板の配線面は、秋月で売っている絶縁シールを切って張り付けた。少し厚く なってしまうが、箱の中に封じ込めるので、その辺はちゃんとしておきたい。
公開されている作例では、NGP側のケーブルを切って232Cケーブルにつかった りもしているようだが、いつ(持ってないし、どうせ買わないけど)NEOGEO pocketをDreamCastに接続したくなっても良いように、なるだけ原状態を保存 する方針。
そこで、CON1をサクっと取り外した。ケーブルごと袋に入れ、(来ないかもし れない)登場の日を部品袋の底で待ってもらうことに。で、コネクタ跡からコ ンバータ基板に配線し、そこから6芯ケーブルを外部に引き出す。ケーブルの 先にD-SUBを付けて一丁あがり、である。
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おお!出来た出来た!で、DCとPCを繋い…だってどーにもならねーじゃねーか かか!DC用のCDが無いんだからららら!CDを灼かねばばばば!!